1984年生まれ、大阪府堺市出身。幼少期から貧血持ちで度々目眩を起こす。小心者でいつも人の目を気にして過ごすが、好きなかけっこをしようと中学から陸上部で走ることを始める。
中学・高校と競技成績を伸ばし、大学3年時に日本選手権3位(4×400mリレー)。翌年の日本選手権で優勝を狙うが、日本一に遠く及ばず挫折。それから就職をして一度は運動を辞めるも、「自分の可能性に挑戦したい!」という思いを抑えきれず、再び競技を始める。より高みを目指すため、敢えて誰もやろうとしない過酷な道を選ぶ。
だが元々短距離選手であった人間が、持久系種目で活躍するのは夢のまた夢。初マラソンは4時間43分、ウルトラマラソン(100km)では97km地点でタイムオーバーの失格、水泳は50mを泳ぐのが限界、そして富士登山では高山病にかかり8合目でリタイア。それでも諦めずに4年間進み続けることで、山口萩往還140kmマラソン完走、国内頂点のトライアスロンIRONMAN完走、アフリカ最高峰キリマンジャロ5,895m登頂など、様々な経験を積んでいく。
そうして2014年、30歳からアドベンチャーマラソンに参戦。それまで勤めていた会社を退職し、競技に専念する道へと進む。だが始めた当初は成績を残せず、人に理解されず、貯金は激減し、苦しい日々を送る。また厳しい自然環境の中で熱中症、凍傷、感染病になりながらも走り続け、2017年日本人初として初めて「世界7大陸アドベンチャーマラソン走破」を達成。2024年に「世界3極地の1000km超マラソン(ヒマラヤ1700km、アラスカ1600km、サハラ砂漠1200km)」の全走破を世界で初めて達成。
この先も未知なる挑戦を続けながら、講演、執筆、レース映像の配信などを通じて見たことのない景色と物語を届ける活動も行う。
世界の7大陸「アジア、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、オーストラリア、南極」で開催されるアドベンチャーマラソンをすべて走破すること。
地球上で人間が走れる4つの極地「暑い砂漠、寒い氷雪地、衛生環境の悪いジャングル、標高の高い山岳」で開催される最高峰レースをすべて走破すること。
※最高峰レースの選定基準は「自然環境、距離、サポート環境」の3点の厳しさより。
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2021年
2022年
2023年
2024年
「地球のはしからはしまで走って考えたこと」/集英社
凡人がぶつかりながらも挑んだ「日本人初の世界7大陸走破」。
胸が熱く、モチベーションが上がる冒険物語に世界中の絶景や笑えるエピソードも交え、中学生でもスラスラ読める一冊。
みなさんが少しでも前を向くきっかけとなれば、これほど嬉しいことはありません。
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