Jungle Ultra 230km

  • 名 称:Jungle Ultra
  • 開催日:2019年6月2日〜6日(5日間)
  • 場 所:ペルー/アマゾン
  • 距 離:230km
  • 種 類:ステージレース(5ステージ)
  • 標 高:5,00〜2,900m
  • 気 温:5〜30℃
  • 参加者:51名
  • ルール:セルフサポート(食料、衣料、サバイバル道具のすべてを背負いながら、自らの力だけでレースを行う)
  • URL:https://beyondtheultimate.co.uk/ultra/jungle-ultra/#!/2019

<レース結果>

  • 順 位:6位
  • 記 録:36時間28分53秒

<レース映像>

<レース日記>

初めての挑戦となる「ジャングル」。

久々に5ステージ(5日間)を競うレースとなり、幸先の良い初日にしようと勢い良くスタート。だが、走り始めて20分もたたない内にコースを間違えてしまう。



「あー!やってしまった」

予想外のミスに、何とか遅れを取り戻そうと急いでコースを逆走していく。だが9kgのリュックを背負い、ここは標高約3,000m。走れば走るほど、息は荒れて、体は鉛のように重くなっていく。

だがレースなので歩いてもいられない。山を一気に降り、谷底に着くや次はすぐさま次の山を登り始める。すると事態は急変した。







酸素が体に回らず、目眩を引き起こし、もう歩くどころか立ってもいられず座り込む。そこから徒歩と休憩を交互に行いながら、なんとか登り終えた時には、とうとう全身に痺れがまわり、その場で倒れ込んでしまったのだった。



どれほどの時間が経っただろうか。

休息してから再び走り始めるも、その日のゴールまで30kmの道のりは、ズッシリと足腰にのしかかるのだった。走り終えた後も食欲は一切無く、ただ苦しみに耐えて夜を過ごした。







2日目からは、本格的にジャングルに突入した。 初日の疲れも癒えぬまま、朝7時半にスタート。降り続ける雨も相まって、川は濁流と化し、地面はぬかるみとなっていた。

幾十もの川を超えると、もう川に躊躇することも無くなってくる。時には腰まで浸かり、時には滑って転ぶ。そして全身ずぶ濡れになって、5時間進み続けてようやく2日目を終えた。だが大変なのはここからだった。







本来なら夜は体を休める時間となるが、雨風をしのげる場所が無いのだ。リュックもシューズも全身泥だらけになった中、唯一自由に使える場所が、自分のハンモックだけ。

「もう諦める!」

日本での生活感覚は捨てて、泥が付いていようが、虫がいようが、この不快感と不潔感が当たり前と思うようにして過ごした。







さらに3日目以降もアクシデントは次々とやってくる。 倒木や沼や川などを越える悪路を進んでいると突如、

「グキッ!!」

と鈍い音が…。左足首をグネってしまったのだ。故障中の右足をかばって、知らず知らずの内に左足に頼りすぎてしまっていたのか。とにかく、踏み出すと痛みが出てしまい、テーピングと鎮痛剤で何とか庇いながら進むしかなかった。



すると今度は、暑さがやってきた。初日から標高は2,300m下り、天気は快晴となり、気温は25℃上がった。この急な変化に体がついていかない。たまらず水分補給が増えるが、持ち合わせもなくなってしまい、とうとうアマゾンの水を飲むことにした。

「大丈夫か?お腹を壊さないか?」

そんな風に思いながら最初は浄水剤を使って飲んでいたが、何度も補給すると浄水剤を使う手間を省きたくなり、また案外飲めることも分かり、そのまま飲みはじめた。それほど水を欲していたのだった。







さらに、ジャングルを進めば上からは虫が降ってきて、下からは蟻が登ってきて、横からは蚊やハエが飛んでくる。少しでも止まって休もうものなら、体が虫たちに囲まれるのだ。

都度虫除けスプレーを使っては防御するが、中には虫除けでは効かないヘビにも遭遇した。赤色、青色、グレー色。幸いにも逃げてくれたが、ヒヤッとする場面が何度もあった。







そんな苦労が絶えないレースであったが、結果、総合6位(36時間28分53秒)にてゴールを果たした。



満足できない順位ではありますが、アクシデントも重なる中でみなさんに力をいただき、無事に走り終えることができました。ありがとうございます!

今回の貴重な経験を糧に、次の大きな目標である「サハラ砂漠1000km」に向かってまたチャレンジしていきます!

いつも応援ありがとうございます!!